8 | | == ZOO Kernel Installation == |
9 | | 翻訳中・・・ |
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| 9 | == ZOOカーネルのインストール == |
| 10 | 導入部分での説明の通り、すぐにZOOカーネルを利用できるように、OSGeoLive仮想マシンイメージディスクが、あなたのコンピュータにインストールされています。仮想マシンイメージディスクの使用は、ZOOカーネルの使用や、ローカル環境でのZOOサービス開発のための最も簡単な方法であり、Cサービスのコンパイルや、Pythonの動作をするための必要な設定はすべて行われています。ZOOに関連するすべての教材やソースコードは、 {{{/home/user/zoows}}} ディレクトリに置かれています。ワークショップ中は、このディレクトリ内で作業します。 ZOOカーネルのバイナリバージョンもまた、 {{{/home/user/zoows/sources/zoo-kernel}}} にコンパイルされ保存されているので、ZOOカーネルを使用するためには、{{{/usr/lib/cgi-bin}}} ディレクトリの{{{zoo_loader.cgi}}}と {{{main.cfg}}} の2つの重要なファイルをコピーするだけです。以下のコマンドに従ってください。: |
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| 12 | {{{ |
| 13 | #!sh |
| 14 | sudo cp ~/zoows/sources/zoo-kernel/zoo_loader.cgi /usr/lib/cgi-bin |
| 15 | sudo cp ~/zoows/sources/zoo-kernel/main.cfg /usr/lib/cgi-bin |
| 16 | }}} |
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| 18 | このワークショップ中は、ZOOカーネルと {{{zoo_loader.cgi}}} スクリプトについては、同じものとして扱いますので注意してください。 |
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| 20 | {{{main.cfg}}} ファイルは、{{{identification}}}や{{{provider}}}に関するメタ情報だけでなく、いくつかの重要な設定情報も含まれています。ファイルは様々なセクション、主に{{{main}}}, {{{identification}}}と{{{provider}}}をデフォルトとして構成されています。もちろん特定のサービスのために、新しいセクションの追加は自由に行ってください。 |
| 21 | しかし、{{{env}}} 及び{{{lenv}}}セクションの名前は、特定の方法で扱われることに注意してください。 {{{env}}} は、実行中のあなたのサービスに必要とする環境変数を定義します。例えば、あなたのサービスがフレームバッファ上のXサーバーへのアクセスを要求したとき、この特異性を考慮するためにDISPLAY=:1の1行をenvセクション中に追加することができます。{{{env}}}セクションと同様に、{{{main.cfg}}}には{{{lenv}}} セクションがあります。これは、ZOOカーネルやZOOサービスによって、実行中のサービスのステータス情報が記述されます。例えば、あなたのサービスがうまく動作しなかった際、クライアントに返答される{{{ExecuteResponse}}} の{{{Status}}}ノード中に表示されるように、{{{lenv}}}の中の{{{message}}}の値を設定することができます。 また、もしあなたのサービスが実行に時間がかり、処理ステータスの情報が取得できる場合、完了した実行中のサービスタスクをパーセンテージを表示するために 、{{{lenv}}}に値を0から100の間で設定できます。 |
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| 23 | このファイルを確認してください。3つの重要なパラメーターが下記に示されています。 |
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| 25 | * {{{serverAddress}}} : ZOOカーネルへ接続するためのURL |
| 26 | * {{{tmpPath}}} : 一時ファイル保存場所へのフルパス |
| 27 | * {{{tmpUrl}}} : serverAddressに関連した一時ディレクトリへアクセスするためのURLフルパス |
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| 29 | 実行中の仮想マシンから使用される{{{main.cfg}}}ファイルの値は次の通りです: |
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| 31 | {{{ |
| 32 | #!sh |
| 33 | serverAddress=http://localhost/zoo |
| 34 | tmpPath=/var/www/temp |
| 35 | tmpUrl=../temp/ |
| 36 | }}} |
| 37 | |
| 38 | 気がついているかもしれませんが、{{{tmpUrl}}}は{{{serverAddress}}}からの相対URLであり、ディレクトリでなければなりません。ZOOカーネルが{{{zoo_loader.cgi}}}スクリプトの完全URLとして使用できるとしても、ZOOカーネルの完全な機能や読み易さのため、http://localhost/zoo/ として直接URLを使用できるように、Apacheの標準設定を変更しなければなりません。 |
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| 40 | 最初に、zooディレクトリを{{{/var/www/}}}(ApacheのDocumentRootディレクトリ)の中に作成してください。次に {{{/etc/apache2/sites-available/default}}}の設定ファイルを編集し、{{{/var/www}}}に関する{{{Directory}}}ブロックの後に、下記の数行を追加してください: |
| 41 | |
| 42 | {{{ |
| 43 | #!sh |
| 44 | <Directory /var/www/zoo/> |
| 45 | Options Indexes FollowSymLinks MultiViews |
| 46 | AllowOverride All |
| 47 | Order allow,deny |
| 48 | allow from all |
| 49 | </Directory> |
| 50 | }}} |
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| 52 | {{{/var/www/zoo}}} のなかに、 {{{.htaccess}}} を新しく作り、下記の数行を記述してください: |
| 53 | |
| 54 | {{{ |
| 55 | #!sh |
| 56 | RewriteEngine on |
| 57 | RewriteRule (.*)/(.*) /cgi-bin/zoo_loader.cgi?metapath=$1 [L,QSA] |
| 58 | RewriteRule (.*) /cgi-bin/zoo_loader.cgi [L,QSA] |
| 59 | }}} |
| 60 | |
| 61 | |
| 62 | この最後のファイルをApacheで実行するためには、以下のようにロードファイルをコピーして、Apache モジュールの書き換えを実行しなければなりません。: |
| 63 | |
| 64 | {{{ |
| 65 | #!sh |
| 66 | sudo cp /etc/apache2/mods-available/rewrite.load /etc/apache2/mods-enabled/ |
| 67 | }}} |
| 68 | |
| 69 | または、{{{a2enmod}}} ツールを次のように使用してください: |
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| 71 | {{{ |
| 72 | #!sh |
| 73 | a2enmod rewrite |
| 74 | }}} |
| 75 | |
| 76 | Apacheウェブサーバーを再起動することで、ZOOカーネルにアクセスできます。: |
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| 78 | {{{ |
| 79 | #!sh |
| 80 | sudo /etc/init.d/apache2 restart |
| 81 | }}} |
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| 83 | このワークショップではOSGeoLive環境から、その他の2つのソフトウェアを使用します。 |
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| 85 | まず !MapServer は、これから設定していくZOOサービスのためのWFS入力データとして使用します。[wiki:ZooWorkshop/FOSS4GJapan/ja/CreatingOGRBasedWebServices セクション3] では、オークニー社(日本のポリゴンデータ)から提供された !MapServer データセットを、作成したサービスで使用されます。 |
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| 87 | !OpenLayers ライブラリもまた、OSGeo Live 仮想マシンイメージディスクの中で利用できます。[wiki:ZooWorkshop/FOSS4GJapan/BuildingWPSClientUsingOL#BuildingaWPSclientusingOpenLayers セクション4] で、新しく作られた ZOO サービスの問合せに使う簡単な WPS クライアントアプリケーションに利用されます。 |
| 88 | |
| 89 | GDALライブラリのPythonモジュールとOGR C-APIを使用するため、対応するヘッダーファイル、ライブラリ、関連ファイルを必要とします。すべてがデフォルトで、OSGeoLiveパッケージ上で使用できる状態になっています。 |
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| 91 | == !GetCapabilities で ZOO のインストレーションをテストする == |
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| 93 | ブラウザからの以下のリクエストに従って簡単にZOOカーネルのクエリーを実行できます: |
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| 95 | [http://localhost/cgi-bin/zoo_loader.cgi?Request=GetCapabilities&Service=WPS] |
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| 97 | これで、以下の有効な {{{Capabilities}}} XMLドキュメントを得ることができます: |
| 98 | |
| 99 | [[Image(http://www.zoo-project.org/trac/raw-attachment/wiki/ZooWorkshop/FOSS4GJapan/UsingZooFromOSGeoLiveVM/Practical%20introduction%20to%20ZOO%20-%202.png,width=550px,align=center,nolink)]] |
| 100 | |
| 101 | 利用可能なZOOサービスがないと、{{{ProcessOfferings}}} セクションで、{{{no Process}}} ノードが戻ってくることに注意してください。以下のコマンドをつかってコマンドラインからの {{{GetCapabilities}}} リクエストも行うことができます: |
| 102 | |
| 103 | {{{ |
| 104 | #!sh |
| 105 | cd /usr/lib/cgi-bin |
| 106 | ./zoo_loader.cgi “request=GetCapabilities&service=WPS” |
| 107 | }}} |
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| 109 | 次のスクリーンショットに表示されているように、ブラウザと同様の結果が返されます: |
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| 111 | [[Image(http://www.zoo-project.org/trac/raw-attachment/wiki/ZooWorkshop/FOSS4GJapan/UsingZooFromOSGeoLiveVM/Practical%20introduction%20to%20ZOO%20-%203.png,width=400px,align=center,nolink)]] |
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| 113 | コマンドラインからのZOOカーネルの実行は、新しいサービスの開発に便利です。 |
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| 115 | == ZOO Services Providerディレクトリの準備 == |
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| 117 | まず作業を簡略化するために、新しいServices Providerを作成する際に使用されるディレクトリ構造について説明します: |
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| 119 | * メインServices Providerディレクトリはこれらを含みます: |
| 120 | * すべての {{{zcfg}}} メタファイルと 共有オブジェクト(C Shared Library あるいは Python もモジュール)サービスを含む {{{cgi-env}}} ディレクトリ |
| 121 | * Services Providerをコンパイルするためには {{{Makefile}}} と {{{*c}}} ファイルが必要です。 |
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| 123 | 上記のことに注意しながら、ws_sp メイン Services Provider ディレクトリを、{{{/home/user/zoows/sources/}}}にある既存の zoo-servicesディレクトリに作成してください。 |
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| 126 | {{{ |
| 127 | #!sh |
| 128 | mkdir -p /home/user/zoows/sources/zoo-services/ws_sp/cgi-env |
| 129 | }}} |
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| 131 | 次のセクションで {{{Makefile}}} とC 、Python Service Shared Objectのコードについて説明していきます。 |
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| 133 | [[BR]] |
| 134 | [wiki:ZooWorkshop/FOSS4GJapan/ja/Introduction Prev.] | [wiki:ZooWorkshop/FOSS4GJapan/ja WorkShop table of content] | [wiki:ZooWorkshop/FOSS4GJapan/ja/CreatingOGRBasedWebServices Next] |